投稿日:2017年4月25日 更新日:

高齢者に不便


高齢者が使用する場合

お風呂に関する問題としては、高齢者が使用するのかどうかによって大きな違いがあります。特にお風呂場に発生する問題の中で大きな問題になってしまいやすいことの多くが、高齢者の利用によって発生する傾向があるためです。それでは、実際に高齢者がお風呂を利用することによって発生する問題としてはどのようなものがあるでしょうか。
別の記事においても紹介していますが、湯船と浴室の温度差によって発生する「ヒートショック」や、濡れていることによって発生しやすくなる「転倒」などがその代表的な例です。ここでは、より具体的に高齢者が利用するお風呂の危険を減らすための方法について紹介します。

高齢者に優しいお風呂のポイント

高齢者に優しいお風呂にするためのポイントとして、まず考えられるのは「床を乾燥した状態で保つ」ということです。前述の通り、濡れているかどうかによって滑りやすさというのは大きく違っています。床が濡れたままになりやすい撥水性の低い床材が使用されている場合には転倒の危険性がどうしても高くなってしまいます。これは高齢者に限ったことではなく、まだ若い人であっても十分危険が考えられることです。
そのため、滑りにくくなるためのリフォームを考えるのであれば、床材を滑りにくいものに変更するのが顕著に効果を発揮することができるでしょう。昨今ではドライ床と呼ばれるような種類の床材も登場しており、お風呂場とは思えないほどカラッとした状態を保つ事ができるものも多くあります。

具体的なリフォームポイント

さらに高齢者向けのバリアフリーリフォームを行う場合の、具体的なリフォームポイントとなる部分について紹介します。
まず最初に紹介するのは、出入り口の幅についてです。この出入り口の幅が狭いと、どうしても体勢が悪くなってしまい転倒などの事故を引き起こしやすくなってしまいます。できるだけ65センチ以上を確保できるようにすると良いでしょう。ドアの種類については外開き戸か引き戸にするのが効果的で、浴室内に閉じ込められてしまう問題を防ぐために外部からの解錠を可能にするのがポイントです。
さらに、浴室ガラスもポイントの1つとなります。割れてしまうことがないように安全ガラスを使用するか、あるいは使わないかなどの方法を採るのが良いでしょう。転倒時にガラスにあたってしまうことで被害が拡大してしまう可能性があるためです。

-お風呂で気になるポイント

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