投稿日:2017年4月25日 更新日:

脱衣所・浴室が冷える


脱衣所や浴室の冷えの問題

脱衣所や浴室など、お風呂にまつわる問題の1つとして、冷えがあります。特に寒冷地においてはこれは深刻な問題の1つです。それでは、お風呂が冷えてしまうことによって発生するデメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか。
まずどの世代の方でも共通して言うことができるのは、特に冬場の入浴が苦痛に感じてしまうということです。特に脱衣所の防寒が十分でない場合、服を脱いでから浴室に入るまでの間でかなり体が冷えてしまうことになります。逆にお風呂から上がった時も体を拭いている間に冷えてしまうことにより、湯冷めを誘発することになります。体調を崩してしまう可能性も十分にあるため、できるだけしっかりとした防寒を整える事が重要です。

高齢者がいる場合の問題

脱衣所や浴室が冷えるという問題は、高齢者の方が利用する場合では更に大きな問題に発展する可能性があります。ここでポイントとなるのは「ヒートショック」と呼ばれる現象です。このヒートショックというのは、急激な体温変化が起こることによって発生する血圧の昇降によって、心筋梗塞や脳梗塞などの致命的な症状を引き起こしてしまうことを指しています。
若い内であればまだ血管も強くこういった問題が発生することは少ないものの、年令を重ねてくるとこれらに対する抵抗力が低くなってしまうため、寒い脱衣所から熱いお湯にはいったことで急激に血圧が低下し、このような命に関わる病気を引き起こしてしまう可能性があります。

寒冷地なら別の問題も

さらに、寒冷地である場合については、さらに冷えによって発生し得る別の問題があります。それが水道管凍結です。激しい冷えにさらされると水道管の凍結が発生してしまい、お風呂が使用できなくなってしまう可能性があります。無理に復旧させようとすると水道管破裂などのさらなる大きな問題を引き起こす原因ともなるため、凍結を起こすことがないように十分注意を払った構造にすることが必要になるでしょう。
そのため、水道管の配管については、室内を通すようにした方がメリットは大きくなります。見た目上のデメリットが発生することになりますが、大きな事故を避ける事ができるという意味では優秀なリフォームの方針ということができるでしょう。快適に使用できるお風呂にするためには、暖かくすることか重要なポイントの1つとなると覚えておくと、リフォームの方針を決めやすくなります。

-お風呂で気になるポイント

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