風呂のリフォームというと、水漏れの修理やカビの除去といった機能面を連想しがちです。たしかに、老朽化に伴ってそういった問題が発生することは避けられません。しかし、風呂をリフォームする目的は修繕だけでなく、快適性をアップさせることも含まれています。具体的には、古くて狭いお風呂をおしゃれな空間にすることも可能です。そう言われても、物理的に空間の容積が決まっているのに、広くできるわけがないと思う人もいるでしょう。リフォームといっても、風呂の壁を壊すような改築を行うことは多くありません。おしゃれにするポイントは、空間の印象を大きく変える変更です。日本式の地味な浴槽を欧米式のものに交換するだけでも、空間を華やかにするアクセントとして機能します。
ポイントになるのは壁や床の素材を変えることです。たとえば、大理石風のタイルにすれば、それだけで和式のテイストは一掃されるでしょう。高級感が漂う素敵なリラックスの空間に早変わりです。カラーも大切であり、膨張色を選択することで、実際より広く感じられるようになります。ホワイトやアイボリーがよく使われるようになりました。ただし、高級感を演出したいなら、あえてブラックやネイビーを使用することも一つの手です。いずれにせよ、風呂のリフォームは本人のアイデア次第により、おしゃれな演出が可能になります。実施前にイラストやCGを使って、どのような雰囲気になるのかシミュレーションしてみましょう。
