高齢者がいる家庭で、安全なお風呂にリフォームをするときはいくつかの気を付けたいポイントがあります。何よりも重要なのが安全に移動ができるということです。
特にお風呂は床や手すりなどが水に濡れてしまうと滑りやすく、転んでしまったりといったリスクがあります。まず安全に移動することができるように、リフォームをするときは床が滑りにくい素材に変えることが大切になります。浴槽を選ぶときも大きく足を上げてまたぐ必要のない物を選びましょう。浴槽の中には立ったり座ったりがしやすいように、段差がついているものもあります。このタイプの浴槽は座った状態で湯船につかることができるので、もしも介護が必要になった時も介護者にも負担が少なくてすみます。さらに淵の部分がつかみやすい形になっているものを選べば、立ち上がるときなどに力がない高齢者や子供などでもしっかりと手で捕まって浴槽を利用することができます。
出入り口の段差もできる限りなくすように配慮して、脱衣所からの動線をスムーズになるようにすることも使いやすいリフォームの方法です。
お風呂では特に転ばないように手すりを付ける必要もあります。手すりの高さは利用者の伸長に合わせてサイズを決め設置していくようにしましょう。
お風呂の事故で多いのがヒートショックです。脱衣所とお風呂の温度の差が大きいと、特に冬場は心筋梗塞など命にかかわる病気の発症の現認になる可能性があるので、ヒーターなどを設置しておいたほうがいいです。
投稿日:2018年6月27日 更新日: