投稿日:2018年12月11日 更新日:

古い団地でのリフォームのポイント


高度成長期に日本中に建設された団地は、既に古い設備で住み難くなっています。しかし値段が安いこともあって、団地をリフォームして住替えようと考える人もいるのですが、実際にはその構造上、お風呂場にはユニットバスの設置が難しくなっています。可能である場合でも、今より狭くなってしまうことが多いのですが、しかしユニットバス風であればリフォームする方法はいくつかあります。しかもその方法ではユニットバスの設置よりもかかる費用も安くなっているのです。
団地のお風呂場にユニットバスを設置出来ない理由は、壁を撤去できないことや排水管の接続が不可能であることが理由としてあげられます。もしくは規約でユニットバスがダメ、というところもあるのです。その場合、お風呂場のリフォームはどうすれば良いでしょうか。
まずは壁や天井を変える方法ですが、既存の浴室の壁や天井の上からパネルをはるパネル工法が多いでしょう。そして床は既存の床面の上からお風呂用のシートを張り、シートのつなぎ目や壁との隙間をしっかりコーキングすることで水の浸入を防ぎます。風呂釜は古い団地によくあるバランス釜をなくして浴槽を広げ、専用の給湯器を使う壁貫通型給湯器を設置することで追い焚き機能などをプラスすることが出来ます。
リフォーム時のポイントは、管理組合に工事内容を提出する必要があったり、防水加工は再度必ず行うこと、そして追加費用がかかる場合が多いということを理解することです。水回りでは予想より傷みが激しい場合があり、追加で補修工事が行われる可能性があると知っておきましょう。見積もりの時に、追加料金が発生するとすれば金額はどの程度になるかの確認をしておくことが大切です。

-お風呂のリフォーム案

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